女性専用車両の意義

大手私鉄女性専用車両が導入されてから、1年が経過し、
そろそろ思ったことでも書こうかと...


そもそも自分には「女性専用車両」を設置する意義が分からない。
たとえば、痴漢が良く出没する、別名痴漢列車であるJR埼京線
この列車の導入は間違っていない...むしろ正しいと思う。
この列車は痴漢犯罪者にとって痴漢をしやすい環境になってしまってるから
いわば痴漢するための列車と、犯罪者に思われがちであるから、
だからこそ、女性専用があることで、痴漢の被害を最大限に防ごうとする。


次に京王。
これも痴漢の犯罪が多いから、23時以降の最後尾車両を専用にした。
この列車も痴漢の被害を最大限に防ぐ策であると思う。


では、一斉導入した大手私鉄会社はどうだろうか
別に痴漢犯罪がはびこっているわけでもないけれど、
「女性が安心して乗れるために」...そのために導入した。


最初、導入時間は各社によって異なっていたが、
始発2時間後、終電2時間前のどちらか、或いは両方に設定していた。


が、今では「女性専用車両」がだんだんと「女性優遇車両」になりつつあると思う。
なぜなら、
導入時間を早める、終日に導入する。
これでは、最初に挙げた痴漢犯罪の防止という考えはなく、ただ単に導入したほうがいいから
そのような理由で導入されているのと同じだ。
しかも一斉導入した会社に多く、利用されていない現実がある。


また女性専用車両は、会社によっては終日に途中の車両に設定するなどがある
これは完全な男性差別と受け取りたい。
男性は女性専用車は通り抜けられない。
そのルールによって、終日に設けられたら、
一日中男性はその車両を通り抜けることが出来ない。
つまり、男性がそこを通るには、駅で降りて次の車両に移らなければならない。
このような矛盾があっていいものなのだろうか?


だいいち、18時からに変更しても、
18時から痴漢をしようとする犯罪者はさすがにいないだろう(いるかもしれないが)


自分は男として、
鉄道会社にもう一度、「痴漢犯罪の徹底防止」を掲げた
まともな女性専用車両を作ってほしいと思う。