ひぐらし礼感想

ひぐらし礼の読了から結構たったので、
そろそろ感想を挙げていきたいと思います。


賽殺し編

昭和58年の惨劇を越えた古手梨花は、自らが呼ぶ不幸により、別の運命にトリップする。
そこは、真の意味での幸せな世界だった。

「賽は投げられた」と言う言葉がありますが、そこからとったんでしょうか?
ストーリー自体にとても感動しました。ああこんな続きってあるのかと。
にしても、梨花ちゃん…ふざけ過ぎ(^_^)
沙都子にちょっかいを出して*んでしまい・・・
と言う始まりから予想が出来ないほど、シリアス街道まっしぐら。
58年なのに、悟史がいたり、鷹野と入江はいないという真の意味でのパラレルストーリー。
確かにこの世界なら(鷹野がいないから)終末作戦が実行されない=シアワセな世界。
何も事件が起こらない=シアワセな世界。


でも、この話はメチャクチャ沙都子がムカつきますね
兄がいて、何も不幸に見舞われないとあそこまで変わるもんなのか?
梨花ちゃんの「この沙都子は、外見は酷似しているだけで私の大親友の沙都子とは別人の沙都子」と言う表現や
私は...古手梨花ではない」っていう梨花ちゃんの言葉から、苦悩がひしひしと伝わってきますね。


しかし、まさか此処でBernkastelが出てくるとは、予想外でしたし、
タカノクリニックにもかなりウケました。


そして最後の決断からは涙が....祭囃し編の半分くらいのストーリーなのに、
それと同じくらい泣けました。
でも、この感動はやはり現物を読まないと伝わらないかもしれませんね。





昼壊し編

突然現れる古手神社の宝物「フワラズの勾玉」。
これをめぐり、最大最悪の事件が訪れる。

賽殺し編を読んだあとに読むと、よりこの「のんびり感」が身に沁みますね。
惨劇とはまた違った感動ってやつでしょうか?
しかし、このドタバタっぷりは本当に腹抱えて笑いました。
羽入の「妖気アンテナ」って...お前は鬼太郎かい(笑)
にしてもこの話は、サブキャラの目立ちっぷりが最高です。トミーとか鷹野さんとか
あの勾玉をイリーが持ったらどうなっていたのか...謎です。
逆に葛西が持っても一波乱ありそうですねぇ


ていうか、梨花ちゃんってメッチャ辛党ですね
そんな「お徳用キングサイズキムチ激辛MAXにマスタード・ワサビ・タバスコをミックスしたもの」って...
そりゃ羽入じゃなくても目回すわ!!
むしろそんなに混ぜたらすでに食いもんじゃねぇよ。orz
しかもそれを食べて全然平気なんですかあなたは...百年生きて味覚壊れてるだろ...
しかもそれをシュークリームに混ぜるなんて...ひどすぎる。


ほかにも知恵先生とか暴走レナとかに吹きまくり。
なかでも羽入と梨花の会話は暴走していて面白い。
さらには、ひデブをやらなくても分かるこの親切設計がいいですね。


そういえばアニメでは、裏の梨花ちゃん(本性)が全然出てなかったわけですが
第2期ではその辺をもっと主張してほしいですね。
羽入との会話なんてそれがなかったら、成立しませんしね。


でも羽入の声はいったい誰がやるんだろ...