天使の飼い方・しつけ方

天使の飼い方・しつけ方 〜本編には一部ファンシーな内容が含まれております。〜

どうでもいいけれど、タイトルが長げぇ
というか、初めてイラスト買いをしてしまいましたね。
この作品のイラストレーターの羽々キロさんは昔から好きだったので...
広告を見てすぐに買う決意が...

――本当は違うのッ!! 出世のためなんかじゃなくて……全部ひかるのためなの……
でも、それを言ったらいっしょにいられなくなっちゃうかもしれないし……
だけど本当は誤解されたままも……嫌だよ……辛いよ、ひかる!



主人公の神月ひかるが漫画を読んでいると、突然天使がやってきてしまう。
その天使こそ、いずれ最高とうたわれる予定の癒し天使セラだった。
セラは何としてでも癒そうとするのだが、ひかるの予想外のノーリアクションぷりに、セラは空回りしてばかり。
さらに、悪魔のイデルが現れひかるの魂をほしがり家にやってきて...
なんだかんだで、天使と悪魔と一緒に住むことになってしまった



天使のセラは、人の話は聞かないわ、空気はまったく読めないわ、ハイテンションだわ
とても空回りしてるけど、なぜひかるのもとにやってきたのか…
これを知ると彼女のことがより一層素敵に感じます。


それに対し悪魔のイデルは、口下手だし静か(?)だけど、それはそれで違った魅力があっていいし
後半の天使と悪魔の関係ではなく、友達だから、という感情が描写されていて、
とてもよかったなと思います。


やっぱりこの作品の見所といえば、ひかるを想うセラですね。
何としてでもひかるのそばにいたいと、上司に掛け合ってみたり
自分の気持ちを伝えることが出来ないけど、出来ないなりに奮闘したり
自分の心に嘘をつきながら、嫉妬や感情と闘ったり
こんな姿を見ると、健気に頑張っているのがよりかわいいと想ってしまいます。


この作品は続き物らしいですし、まだ明らかになっていない事もあるので、
楽しみに続きを待ちたいと思います。


挿絵が少しだけ雑だなというところもありましたが、
全体的にクオリティが高いので、見てて苦ではありませんでした。
ベルちゃんの挿絵が早く見たいですね。


天使の飼い方・しつけ方―本編には一部ファンシーな内容が含まれております。
天使の飼い方・しつけ方―本編には一部ファンシーな内容が含まれております。淺沼 広太

集英社 2007-04
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