ひぐらしのなく頃に祭 感想

2/22日にひぐらしのなく頃にのコンシューマー版である、「ひぐらし祭」が発売され1週間。
とりあえず、1.5編を終わらしたところで全体的な感想を。


ここから先はネタばれゾーンです。






まず問題のプレイ時間ですが、大体1シナリオで6時間前後です。
プレイ時間に関しては、まぁ並みと言う事で。
自分は今「盥回し編」と「綿流し編」を途中までクリアしたのですが


(1)文字が小さい。
ひぐらしの良さといえば、練りに練られたストーリー性と、それを表現する部分だと私は思いますが、
よくアニメとかの前で、キャラクターが警告するあれ「テレビは離れてみてね」を実装すると
文字が見えません。ていうか読みにくいをはるかに通り越してます。
しかも文章の長さによって、別に無理やり1行にしなくてもいい場所を
あえて文字を細くする事で収めている場所がちらほら...
作ってくれたアルケミストさんには申し訳ないとは思いますが、「目を悪くさせたいんですか?」


(2)無意味な選択肢
このゲームの最もがんばった点がこの「選択肢の導入」。
確かに選択肢があるのはとてもいいことだし、ストーリーを分岐させるためと言う利点もありますが。
「1つしかない選択肢を選ばせるのはやめてください。」
選択肢が1つしかない場所が1.5編やっただけで5箇所以上。
シナリオチャートで確認し、展開上1つしか出てこないなら、わかるんですけどね。
そんな圭一の「さぁ帰るか...」みたいなところに選択肢は必要ないですから
しかも選ばなければ進まない。ので非常に手間がかかる。


(3)平常パートが長い
平常パートは、圭一視点で言えば「部活」をしたり、買い物をしたりとまぁごくごく普通の日常なんですが、
その部分が異常に長すぎる。
どれくらい長いかと言えば、初プレイだとスキップ不可なので、大体3時間程度。
2回目から見たシナリオがスキップできるようになっても、2時間あるかないか...


そしてこのパートには「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」の日常パートが全て織り交ざっているのですが
たいていは、その編で出てきた日常パートが出てきます。が何回も出てくるやつもあります
確かにひぐらしに大事なのは「日常」と「惨劇」のギャップ。
でも惨劇シーンより、平常シーンが長いからとはいえ、ギャップが凄くなると言うわけじゃないかと...


(4)盥回し編には気をつけろ!!
これは自分もやってしまったことなので、やってない人には警告を。
もし初プレイで「第壱章 盥回し」と出たら、即刻やり直す事をお勧めします。
というのもこのシナリオは、簡単に言えば問題編の世界観をごちゃ混ぜにしたような感じだからです。
まずこのシナリオの場合、綿流しの晩、突然詩音が現れます。しかもまた唐突に。
盥回し編に入ってからは、魅音に妹が居るとかの話も何もなしでですよ!!
で、そのままとんとん拍子に進み、なぜか魅音が豹変。そのまま大災害発生。
そして唯一の生き残りとなった魅音の元に大石となぜか赤坂が現れて...で終わります。


このシナリオの悪いところは、他の問題編の答えらしきものがどんどん現れる癖に、
全体の答えもぽろっと言っちゃって。
シナリオとして竜騎士さんが監修している割には雑な出来でした。
そして、圭一が詩音にあったとき、「ああ詩音か」と普通に答えてましたけど
そうするなら、詩音と魅音の関係をもっと明らかにしてからのほうがいいじゃないか。との感じだし。
なぜか大災害で魅音だけが生き残ってたりする。という謎だらけのまま終わります。


このネタばれ大放出の編をなぜ第1章にするのかが判りません。
これなら問題編最終章にしたほうが、推理がしっくりくるのでは。と思いました。


こうしてつらつら書きましたけど。
まだ1.5編しか終わってないので、もしかしたら感想も変わるかもしれませんね。