摩訶不思議ネコ・ムスビ

この秋、あの妖界ナビ・ルナの作者である。池田美代子先生の新作。
「摩訶不思議ネコ・ムスビ」が刊行されました。


てか、この作品を知ったのはたまたま本屋で見かけたからなんですが。
池田先生の作品と言う事で、期待して買いました。


感想をば...【ネタバレあり】


まだ1作目でなんともいえませんが。
作品の雰囲気は、やっぱりファンタジー色が強いです。とはいえ、池田先生の作品ですから、
そこはナビ・ルナと同じくほのぼのファンタジー系ではないわけです。
天猫(ラキネコ),巫女(ウマリ)と言った表現は沖縄っぽいですね。主人公の実家が沖縄ですが。
キャラクターも光ってますね。個人的には玉之屋瑞穂さんを支援したいです。可愛いから(汗)


そして、これはナビ・ルナの時にも少し感じていたんですが、
この作品で言えば、主人公いつみの「相手の心の声が聞こえてしまう」事や、
もう一人の瑞穂の「少し先の未来が見える」ことなど、
異能の力・或いはそれと同様の特殊な力を持つ事,持っていること。
また、それによって周りから比べられる。という苦悩や考えがひしひしと伝わってきました。
これが池田先生の作品の副題なのだろうか。と考えてしまいます。
このことについては、今後のゲストキャラ・および新キャラにも期待ですね。


それと、2本足で立ち言葉を喋る猫っていうのもいいですねぇ。
私も確かに"リアルな猫"は正直苦手なのですが、こんな感じにディフォルメされるといいです。
あとは、主人公がニキラアイナでしたっけ...に入るときに猫に変身するというのも面白いです。
同じ猫の視点で歩くっていうのは、どんな感じなんでしょう。
そして、この猫に変身すると言うのは、巫女としての能力なのでしょうか?


あとは、この冥府遣い(ふかつかい)というのが本編にどのように絡んでいくのか。
巫女と、冥府遣いの関係とかが気になりますね。
今回のくっつきに関しては、人間の冷酷に扱われ、人間を恨むようになってしまったんですが
もしこれが冥府遣いになってしまう原因だとしたら...
もしかしたら、まだ上に黒幕が居て、それが何かを見返りに冥府遣いに変えているのだとしたら。
次巻以降どのような展開になるのか期待です。
とりあえず、読み続けていくことにします。